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認知症について

介護について調べものをしていると、「先進国において認知症患者の割合が最も多いのは日本!」という記事がありました。
このタイトルに興味を持ち内容を見てみると、「日本は全人口における認知症患者の割合が2.33%で、これは先進国と呼ばれる35か国中最も高い数値です」と記載されていました。
ちなみにその記事の中では2位がイタリアで、3位がドイツ。
全体の平均が1.48%と記載されており、平均と比べえると約2倍ぐらい高い数値が日本の現状だとわかります。
では、なぜこんなにも認知症患者の割合が高いのかという部分ですが、超高齢化社会で平均寿命が延び、長生きするにしたがって認知症を発症する人の数が増えているからと記事の中では紹介されていました。
また、この記事のなかでは認知症にかかりやすい国の特徴というものが紹介されており、中身を見てみると、「清潔で所得が高い国の都市部では免疫に重要な「T細胞」が出来なくなってしまい、実際T細胞がかけた状態がアルツハイマー病患者の脳でよく見られる炎症反応との関連性が報告されているから」とのことでした。
さらにこの記事を読んでいくと、逆に認知症が少ない国はどこなのか?ということにも触れられており、それはフランスとインド、西アフリカ地域だったようです。
これには食生活が関連しているとみられており、フランスでよく飲まれている赤ワインに含まれるポリフェノールや、カレーに含まれるターメリックが認知症を抑制する働きがあるとのことでした。
つまり、一概には言えませんが、普段生活している環境や食べ物が認知症発症に関係しているということがわかりました。
日本では今「新オレンジプラン」という政策を厚生労働省で考え、認知症患者の人権と意思を大切にし、住み慣れた地域で暮らしていける社会の実現を目指していくように努力しているとこの記事に書いてありました。
この一連の記事を読んで、私たち日本に住む一人一人も認知症の予防に取り組みながら、きちんとした理解をしていくことが大切だと改めて感じました。
認知症について

(連携スタッフ)

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