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転倒によるけがを予防するために

転倒の危険性は誰にでもあるものですが、年齢を重ねると骨はもろく折れやすくなり、皮膚は薄く傷つきやすくなります。
転んでけがをしないための対策を考えてみましょう。

1.住まいを転倒しにくい環境に整備する
・歩くとき障害になるものは取り除く(片づける)。
・足元が暗いところに照明をつける。
・段差に目印のテープを貼る。

2.筋力やバランスを強化する
無理なスポーツをするとトレーニングの間に転倒する可能性もあります。
1人で安全に出来るトレーニング法を紹介します。
◎大腿四頭筋のトレーニング(筋力強化)
椅子に腰かけ片足を上げ、つま先を立てて5秒間キープ(膝の上に力を入れる)。
左右の足それぞれを行いましょう。
◎開眼片足立ち(バランス力を強化)
テーブルに両手をついて立つ、安定しているようならテーブルに片手をついて横に立ち片足を上げて1分間キープ(ふらふらするようなら無理はしないでください)。
左右それぞれ行いましょう。
○回数の指示はそれぞれあるようですが、毎日運動をするために行うのだと思うと続かないものです。
たまたまイスに座っているついでに足を上げたり、台所でお鍋を見ている間やテレビを見ている時に片足立ちを行うなど「ながら」で1日に何度も行いましょう。
体操

3.物品を使って対策
◎転倒しないために…転倒しやすい理由の一つに歩くときかかとから着地できず、つま先から着地してしまう傾向がある。⇒つま先を上に引っ張る構造の靴下を使用する。
◎転倒した時のために…転倒時の衝撃をやわらげるためヒップの両側に衝撃を吸収するパッドを入れた下着を着用する。
などなど、物品はいろいろあるようです。
おすすめのものをケアマネさんとご相談するのも良いでしょう。

4.肉と骨の維持
◎「肉や魚は食べなくていい。漬物さえあればいい」との声を聴くことがありますが、筋肉を維持する為にタンパク質は必要です。
また、丈夫な骨を維持するためにはカルシウムも摂りましょう。
以下の食品の中で食べられるものを摂っていきましょう。
〇肉・魚(筋力維持のためにタンパク質をとる)
〇豆腐・納豆などの豆製品(カルシウムもタンパク質もとれてオススメです)
〇牛乳・ヨーグルトなどの乳製品(カルシウムもタンパク質もとれてオススメです)
内服薬によっては食べてよいもの、いけないものがあるのでお薬の説明などに注意しましょう

子供から大人まで、誰でも転んだりけがをしたりします。
骨折などの大きなけがを予防する為に、普段から軽い運動やバランスの良い食事を心がけ、柔軟な筋肉を維持して骨への衝撃緩和に勤めましょう。
散歩散歩2

(連携スタッフ)

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