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失語症と言葉について

こんにちは、リハビリスタッフです。
本日は、失語症と言葉についてお話ししたいと思います。

まず皆さんが何気なく話している「日本語」ですが、世界の言語の中でも習得することが難しい言語の一つとされております。
例えば数の数え方で「一本、二本、三本」と数える場合、発音してみるとわかりますが「いっぽん、にほん、さんぼん」となります。数量を表す言葉が全部違います。
また「本日は、日曜日です」という文章も「日」の漢字の読み方が全て違います。
他にもいろいろあるかと思います。
このように言い方が変化していくところが難しいとされるみたいです。
昔、授業にて「表意文字」と「表音文字」という事を耳にしたことがあるかと思います。
「表意文字」は意味を表す言葉、漢字です(表語文字とも言われます)。
「表音文字」は音を表す言葉です。ひらがな、カタカナです。

山調べる

失語症の原因は脳の言語中枢が損傷です。
ここでは失語症と言葉についての一例を記入します。
失語症もタイプがいろいろありますので、あくまでも一例です。
詳しいことは、遠慮しないでリハビリスタッフにお訊きください。

失語症の中では、かな文字に比べて漢字の方が理解しやすい場合があります。
かな文字は音を表しているだけなので、その文字を見ただけでは直ぐに意味がわかりづらいですが。
一方、漢字は文字を見ただけで大まかな意味をとれることが多いためです。
例えば「やま」と「山」(かなであると、「や」と「ま」という音と意味が結びつくまで時間を必要とします。ここが難しいとされています)。
また漢字を使うことによって意味が確定する場合があります。
雨と飴、雲と蜘蛛などです。
おしょくじけんは、漢字で書くと汚職事件か御食事券となります。
先ほども書きましたが、何かありましたらお気軽にお問い合わせください。

(リハビリスタッフ)

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