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手をつなぎましょう。

コロナ禍でソーシャルデイスタンスが叫ばれ、外出を自粛される方が多いなか、最近までご自分でも買い物やサロン、各種教室への参加と忙しく出かけられていた65歳以上の先輩方も「買い物はご家族にまかせるようになった。」「楽しみなイベントがなくなり曜日がわからなくなった。」「自分で出かけなくなり歩く機会が減って体力が落ちた。足腰がよわくなった。」との声が聞かれています。お休みの日に早朝の散歩、景色の良い広い場所へのドライブなど気分転換をかねて家族間のコミュニケーションをとってみてはいかがでしょう。
「社会的距離をとる。」は誰と?…離れた場所にいて近くに寄りたい、本人の様子を知りたいけれど自分が媒介してはいけない、だから近くに行かない、声を聴いて元気なことを確認する。心の距離はとても近い、愛のある距離ですね。
では、同じ自宅内で生活している先輩とそのご家族はどうでしょう。先輩方が積極的に外出をしていないとしたらご家族が誰の近くにいようとするかで先輩の健康状態は変わっていきます。お仕事上、多くの相手との交流や多数の人の利用する場所へ出入りする方はご家族ましてや先輩に近づくことはためらわれることでしょう。
ではお仕事での不安が少ない方はいかがでしょう。地域性はありますが感染症伝染の危険が考えられる場所への出入り、行動を控えることでご家族には近い位置にいることができます。
早朝、暑くなる前の時間のお散歩や広い場所へのお出かけの提案です。先輩方も交流や運動の機会が減り、ご自分が思っているよりずっと短時間しか歩けないかもしれません。
また、マスク効果でのどの渇きが感じられず少しずつ脱水が積み重ねられているかもしれません。
  熱中症の老人体調不良の男性息切れする女性 

 

手をつなぎましょう。手をつなぐと自然に歩行がゆっくりになり、先輩の速度で歩くことができます。また、つまずいたとき、支えることができます。安心感が生まれ信頼関係の再構築につながります。また、「こんなに暑いのに手がつめたい?」水分が足りずに血圧が下がっているのかもしれません。体温計で図っていない時でも「熱いのでは?」ときづくことにもつながります。
現在、離れていることで支える力となれず歯がゆい思いをしている方も多いはずです。
近くで先輩方の力になってくださるご家族の皆さま、手をつないで先輩方が安心して歩いていただきましょう。

                         みんなで手をつなごう

(連携室スタッフ)

 

 

 

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