今年も、3月11日を迎えることとなりました。今年は10年の節目の年です。
最近では、令和元年台風19号により多くの河川の氾濫があり、浸水被害が発生しました。防災の観点から、台風被害を例にとり、考えていきたいと思います。
(個人的な体験を基にしています。当てはまらない場合もあると思います。)
①避難場所の確認
家族で話し合って決めておきましょう。車で避難する場合を考えて、事前に避難場所の駐車場の広さも確認しておくと良いと思います。
②ちょっとした食料の確保
被害にあった時は、普段とは違う精神状態なので、食事も思ったように喉を通りません。非常食ももちろん大切ですが、ちょっとした小分けのチョコレート・スナック菓子等を何回かに分けて食べていました。備えてあるといいかと思います。
③モバイルバッテリーの準備
スマートフォンなどの電気機器には必需品です。いざというときに役に立ちました。
容量が大きいものが一つはあった方がいいと思います。
④何もない時に保険の見直し
何もない時に、火災保険・地震保険・家財保険等を見直した方がいいと思います。一度被害にあうと想定以上のお金がかかります。防災について考えることが多い3月に皆さんで話し合ってみたらどうでしょうか。
⑤正しい情報は、公的機関から
被害にあうと、噂が飛び交いました。その噂で一喜一憂したこともありました。役所などの公的機関からの正しい情報を入手することが一番大切でした。
正常性バイアスという言葉があります。簡単に言うと、自分にとって都合の悪いことはあまり考えない。過小評価することです。「大地震は来ると思うが、自分が生きている間は来ない。」「川の水位が上がっているけど、今まで大丈夫だったから、今回も大丈夫だ。」といった考え方の事です。このような考え方のせいで避難が遅れます。まず、現状を過小評価せず、正しい情報を入手して対処していくことが大事だと思います。
(リハビリスタッフ)