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緑膿菌にご用心

大掃除の季節が来ました。

お風呂や流し、洗面台など水回りのお掃除はぬるぬるして億劫ですよね。

私はめんどくさがりなので、こまめなお掃除は苦手です。なのでできるだけ汚さないようにしていますが、感染症予防の視点からぬるぬる退治を心がけています。

 

緑膿菌ですが、ふだんから身の回りに広く分布しており、栄養分の少ないところでも増殖できることから水回りにより多く見られます。他の病原菌と一緒に感染することが多く、抗生物質に抵抗性が強いので注意が必要です。

 

日和見感染症…元気な人が感染しても病原性は発揮されませんが、抵抗力の弱っているときに病原性が発揮されます。

 

主な症状…呼吸器感染症、尿路感染症、菌血症や敗血症など

 

感染経路…器具を介した、自家感染が多いです。流し台などの水回りに多く見られています。住処の範囲が広がらないように使い捨て手袋を着用し、日常的に流し台や浴室の清掃、乾燥を心がけましょう。できれば消毒をしておくとよいでしょう。

 

◎シャンプーやコンディショナーの詰め替えについて

日ごろからリサイクルを心がけて、まじめに詰め替えをされている方、多いかと思いますが浴槽や床、壁だけでなく、ボトルも毎回キレイに洗浄していますか?ボトルも菌の住みやすいところです。

緑膿菌は強い毒性を持つわけではないので、健康な人が使う分にはそこまで心配する必要はありませんが、免疫力が低下しているときや体に傷のあるときは感染し発熱や肺炎を起こす可能性があります。

頭皮にも炎症を引き起こす可能性もあり、注意が必要です。

これから年末に向かって、一度容器類をすべてきれいに掃除して、気持ちの良い年越しを迎えましょう。

(連携室スタッフ)

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