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卒業

3月1日、おかげさまで一人娘が無事高校を卒業致しました。

私も夫も高校の卒業式に親が来たかどうか記憶にありませんが、とりあえず2人で出席を希望していました。しかしコロナ禍であり、保護者は一人のみという条件でした。私は入学式や文化祭、保護者総会や、最近では自動車学校に通う許可をもらうためなど、高校に何度か足を運んでいましたので、入学してから1度も行けていなかった夫に卒業式保護者の座を譲りました。ですが、私もお休みをいただき、校門で出待ちをしていました。式が終わってから教室で生徒一人ずつ話をしたようですが、その様子を保護者は別教室でモニター越しとなったそうで。夫は「声がよく聞こえなかった」と、残念がっていました。早々に終了となった別クラスの卒業生たちは校門で記念写真が始まるのですが、娘のクラスはなかなか終わらず。しかし、1時間以上の待ちもこの日の私にとっては、卒業を長引かせるもので短く感じました。そして暖かくてよかったです。

やっと出てきた娘と娘の親友たちは学校の至る所ところで様々な写真を様々なポーズで撮ってきていたようです。翌日には音楽に合わせたプロモーションビデオの様な加工ができあがっており、勉強はできなかったのにこういうことはできるんだなあ。と感心しました。私が高校生の頃は使い捨てのカメラで、写真屋さんで現像してもらった写真にポスカでかわいくかわいくと落書きをしていたなあ。

卒業式の朝、最後の通学前に手紙をもらいました。手紙の最後は「高校生活悔いはない」としめられており、頼もしく感じました。3年前の高校受験日、滑り止めを受けず1人で会場に向かう後姿を見た時も、頼もしく感じたことを思い出しました。頼もしさを感じると、私の涙腺は緩むようです。3月は自動車学校、4月からは専門学校、2年後には社会人となり、これまでの様に楽しい毎日とはいかない事の方が多いと思います。更に、感染症は収まらないし、教科書の歴史の話ではなく現代において戦争が起こっている。子供たちが大人になったころには使い捨てカメラが5Gのスマホになるような変化では済まないのかもしれません。だとしても大切な友達と楽しく過ごせた高校3年間の日々はこれから先の活力になるのだと思います。単純な言葉ですが、頑張ってほしいと思います。

 

東和にお住いの利用者様より一句いただきました。

     ふきのとう はるだようと かおおだし        

イノ

 (居宅スタッフ)

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