ここ数年、夏だけでなくゴールデンウィーク付近から暑い日が続いていましたね。
また、コロナ禍で常にマスクを着け、外出を控えて過ごしています。本来、屋外で過ごすことで体は暑さになれますが、それができないと暑さになれず、「熱中症」にかかりやすくなります。また、通常汗をかくだけでなく呼吸によっても体熱が放散されますがマスクをしていると呼吸が妨げられ体熱放散しにくくなります。
熱中症を予防する
☆適切な水分補給(食事以外)…目安は1時間ごとにコップ1杯(200ml程度)(通常)
運動時は10~20分おき
・マスクをしているとのどの渇きを感じにくいので自分の感覚を当てにせず、普段から決まったタイミングで1日8回程度摂取するようにしましょう。乳幼児には保護者の方がタイミングを見て飲んでもらいましょう。高齢者はもともと水分をとりたがらないため、ご家族が飲むタイミングで一緒に声を掛けましょう。また、日中一人で過ごしている方には、今日一日で飲み切る量をペットボトルやポットに準備して目安がわかりやすいようにしましょう。
☆体の冷却…行楽シーズンになり屋外で過ごす際は首元(太い血管がある)が熱くならないように日よけや帽子を使用したり、冷却シートを準備して体温を下げる工夫をしましょう。
・ダイエット中の方(食事量が少なく食事からとれる水分が少ない) 特に注意が必要です。
・筋肉量の少ない方(水分を蓄えられない。) 意識して水分摂取を。
・利尿薬を内服中の方(尿となって体内の水分が排出される。)
☆暑くなる前(エアコンが必要になる前)に運動や入浴を心がけ汗をかける体を作りましょう。
☆3食しっかり食事をとる…一般に3食とることで食事からの水分と栄養素が代謝されるときに作られる水分で1日の水分摂取量の多くを担っています。代謝や活動にも各栄養素が必要となるためしっかりと食事をとりましょう。
☆天気予報などで熱中症の情報を確認し、気温に合わせた衣類を選びましょう。
(連携室スタッフ)